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2006年の渡米以来、杉本はニューヨークのインディペンデントミュージック、フィルムシーンで活躍してきました。その内容はレコーディングエンジニア、コンポーザー、アレンジャー、サウンドデザイナーなど多岐に渡っています。2007年、ブルックリンにレコーディングスタジオFreedomSoundを共同設立し、多くの個性あふれるミュージシャンやプロデューサー、フィルムメイカーたちと共に数多くのクリエイティブな作品を生み出してきました。クライアント、コラボレイターの中にはニューヨークHip Hopの重鎮M.O.P、50 CentやMobb Deepへのトラック提供で知られるプロデューサーRed Spyda、アートポップバンドFol-Chenのリードシンガーであり新進気鋭の映画監督パトリック・イアン・ポーク、そしてウェス・アンダーソン映画の制作で著名なフィルムプロデューサーであり、現代アメリカ最高のユーモア作家の一人、サム・ホフマンなどがいます。
作曲家としてのキャリアと並行し、エンジニア杉本は国際的な舞台でアーティストの大きな信頼を得てきました。レコーディングでは豊富な音楽の知識でミュージシャンをサポートし、細部だけでなく音楽全体のクォリティーの向上を目指しています。表面的で技術的なことよりも演奏者とのコミュニケーションに重点を置くことによってエンジニアとの信頼を深め、最高の演奏を引き出すことを常に心がけています。FreedomSoundは2009年に営業を終了。現在は、近年シャロン・ヴァン・ エッテンなどブルックリンのインディーポップのニューアーティストを次々に生み出しているLet 'Em In Music、Kid CudiのプロデューサーDot Da GeniusのホームベースBrewery Recording Studio、Wu-Tang Clanのメンバー御用達のTrack Stars Studiosなどで仕事をしています。2012年からは日本でも活躍中。